2011年2月13日日曜日

ジュスティーヌ・エナン

エナンのバックハンド

ダイナミックに見えるエナンのバックハンドも
よくみるととても基本に忠実です。

①スプリットステップ着地時点でグリップチェンジを開始。
この時点で手首をコック。これが最後まで維持されます。
②すぐに左足が横を向きボールの軌道に合わせてセット
これが早くて的確なのが彼女の持ち味です。
どのコースでも高さでも同じような安定したフォームです。
③テイクバックも左手主導(左肘で引きます)
ラケットを45度に。そこからヘッドが自然落下。
④振り出しでラケットが腰から出てゆきます
どの高さの球もここから出てゆきます。


(http://www.fuzzyyellowgballs.com)

⑤インパクトの直前まで膝が少し曲がった状態を維持しています。
インパクト時点で右足が伸び上がってスピンを加えています。
高いボールほど、足の伸び上がりで調節しています。
これが彼女のスイングをダイナミックにしています。
フォロースルーでは必ずラケットのトップが天を指しています

一見、大振りに見える彼女のスイングですが、
実は腕の振りよりも足・腰の使い方で大きく見えています。
バックスイングから打点にかけて腕の動きは実はコンパクトです。
インパクト時点で右足が伸び上がってスピンをかけているのと
必ずフィニッシュでラケットが天を指すことが
ダイナミックなフォームになっていることに注目下さい。