2011年1月14日金曜日

ボレー: 実はとてもシンプル

ボレーは「ワン・ツー」で打つ

構えは棒立ちにならず、足は肩幅より少し大きめにして
少しだけ膝を曲げて腰を落とします。
足の親指の付け根(母趾球)に軽く体重を乗せます。
(べた足にならず、体重移動がラクになります)

グリップは「コンチネンタル・グリップ」。(ハンマーグリップにはならない)
ラケットは胸から離し、ラケット面が目の高さになるようにします。
グリップは軽く握りますが、手首はコックしておいてください。


(参照:PlaySportsTV http://www.playsportstv.com

まず、相手がボールを打った瞬間に、フォア/バックを判断します。
(この時、「スプリット・ステップ」を忘れずに)
「ワン」の動き。(①②③を同時に)
①フォアならフォア側、バックならバック側の足を「ボールの軌道上」
   踵(かかと)からセットします。(できるだけ斜め前に)
②足のセットと同期させてボディーを少しだけターンします。
   ラケット面が正面を向く程度で十分です。
※バックボレーは、肩と肘のラインがネットを並行になるようにします。
   これですでに肩・肘・グリップ・ラケット面で「壁」が作れます。
   よく「横を向く」と解説がありますが、

   これはこの肩と肘のラインを作るということです。
   それ以上引くと大振りになります。

③ボールが来る高さにラケットをセット。
   ボールが目の高さ(最初の構えの高さ)より低い弾道の場合は、
  肘を支点にしてラケットを横へ開きます(ビデオで言う”ONE!”)。
「ツー」の動き。
①目と意識はボールをラケットの真ん中で捕えることに集中します。
②足は、反対側の足をボールを返す方向に踏み込みます。
   踏み込むといっても、体重を預けるだけです。体重移動だけで十分です。
   ※これが無意識にできるよう繰り返し練習しましょう。
   意識は①に集中させたいからです。
スライス気味で打ちます。でも、前に振りぬくのではなく、ボールの後ろを
   軽く掴んで少し「押し出す」程度。小指に少し力をいれるだけでできます。
   このとき、ボールの下へ少しだけラケットを滑り込ませる「意識」だけで結構です。
  (大振りは禁物。こすろうとする必要はありません)
※バックハンドは両腕を「ハ」の字に広げます。(野球の審判の「セーフ!」)


ボールの方向とパワーは、
腕の振りよりも足(打つ側と反対)を踏み込む方向でキメます。
つまり、体重の移動でつけるのが基本とお考えください。
ボレーは「足で打つ」。これを忘れないでください。