ボレーは「ワン・ツー」で打つ
構えは棒立ちにならず、足は肩幅より少し大きめにして
少しだけ膝を曲げて腰を落とします。
足の親指の付け根(母趾球)に軽く体重を乗せます。
(べた足にならず、体重移動がラクになります)
グリップは「コンチネンタル・グリップ」。(ハンマーグリップにはならない)
ラケットは胸から離し、ラケット面が目の高さになるようにします。
グリップは軽く握りますが、手首はコックしておいてください。
(参照:PlaySportsTV http://www.playsportstv.com)
まず、相手がボールを打った瞬間に、フォア/バックを判断します。
(この時、「スプリット・ステップ」を忘れずに)
「ワン」の動き。(①②③を同時に)
①フォアならフォア側、バックならバック側の足を「ボールの軌道上」に
踵(かかと)からセットします。(できるだけ斜め前に)
②足のセットと同期させてボディーを少しだけターンします。
ラケット面が正面を向く程度で十分です。
※バックボレーは、肩と肘のラインがネットを並行になるようにします。
これですでに肩・肘・グリップ・ラケット面で「壁」が作れます。
よく「横を向く」と解説がありますが、
これはこの肩と肘のラインを作るということです。
それ以上引くと大振りになります。
③ボールが来る高さにラケットをセット。
ボールが目の高さ(最初の構えの高さ)より低い弾道の場合は、
肘を支点にしてラケットを横へ開きます(ビデオで言う”ONE!”)。
「ツー」の動き。
①目と意識はボールをラケットの真ん中で捕えることに集中します。
②足は、反対側の足をボールを返す方向に踏み込みます。
踏み込むといっても、体重を預けるだけです。体重移動だけで十分です。
※これが無意識にできるよう繰り返し練習しましょう。
意識は①に集中させたいからです。
③スライス気味で打ちます。でも、前に振りぬくのではなく、ボールの後ろを
軽く掴んで少し「押し出す」程度。小指に少し力をいれるだけでできます。
このとき、ボールの下へ少しだけラケットを滑り込ませる「意識」だけで結構です。
(大振りは禁物。こすろうとする必要はありません)
※バックハンドは両腕を「ハ」の字に広げます。(野球の審判の「セーフ!」)
ボールの方向とパワーは、
腕の振りよりも足(打つ側と反対)を踏み込む方向でキメます。
つまり、体重の移動でつけるのが基本とお考えください。
ボレーは「足で打つ」。これを忘れないでください。